2011年5月10日火曜日

<北朝鮮>住民は記録的寒波をどう凌いでいる? 

(アジアプレス特約=「デイリーNK」チョン?ソンジン記者)

先週末に朝鮮半島を覆った記録的な寒波の影響で、16日午前にソウルの気温は零下17.8度、釜山も12.8度まで下がった。ソウルは10 年ぶり、釜山は96年ぶりの最低気温を記録した。冬将軍は、当然南側だけでなく北朝鮮でも猛威を振るっている。

韓国の気象庁によると、平壌も16日午前の最低気温は零下18.2度で、今年の最低値を記録した。開城(ケソン)も零下17.2度、北朝鮮で最も寒い地域と言われている蓋馬高原の三池淵(サムジヨン)は、15日の朝の気温が零下38.3度まで下がった。一月に入り零下20度を下回った地域は、7か所におよぶ。

このように厳しい寒さが続くと、空腹に苦しむ北朝鮮住民の苦痛はより大きくなる。防寒対策が不十分な北朝鮮では、寒さで上水道が凍ってしまい、水の供給が中断されると煮炊きもできなくなる。燃料の石炭や薪を買えない貧しい人々は、暖房のない生活をおくる。窓に紙やビニールを貼っても部屋の中の水にはうっすらと氷が張る程の寒さに耐えなければならない。

また、幼児から老人まで、皆が薪を集めに禿山に登る。しかし苦労して手に入れた薪すらも、ふもとで待ち伏せしていた山林保安員に奪い取られることが多い。

薪の入手が難しい状況が
続く場合、住民たちは石炭を運搬列車から盗むこともある。これもできないときには、鉄道の枕木を外し薪として使う。もちろん摘発されれば重罪で処罰を受ける。

寄宿舎で生活をする大学生も苦労が絶えない。暖房が無いため、寒い日はふとんを何重にもかぶって二人抱き合って寝るのが一般的。もちろん朝には冷たい水で体を洗う。ドライヤーが無いため濡れた髪が凍ることも日常茶飯事だ。

北部両江道の恵山(ヘサン)出身の脱北者は
「冬にはほとんどの人が家の中でも厚い服と靴下を着用して生活する。薪や石炭を十分に準備出来なかった場合には他人のものを盗むしかないが、これが大きなケンカに発展する場合も多い。凍死する人も多く、両江道のように冬のあいだ雪に覆われている地域では、春になって雪が解けた後に死体が発見される場合もある」
と、北朝鮮の冬の厳しさを語った。

(ソウル=デイリーNK チョン?ソンジン記者)

【関連記事】
<北朝鮮>物価高騰、年明けて5割上昇
<北朝鮮>金正恩氏の誕生日に一部で特別配給
<北朝鮮>口蹄疫発生で豚肉売買禁止、検問強化
<北朝鮮>軍備に金使い続ければいずれ破産 韓国主張
<北朝鮮>金正恩肖像画を軍幹部家庭に配布
sun rmt

引用元:ff14 rmt

0 件のコメント:

コメントを投稿